NEWS CENTER


1GHz動作のデュアルコアプロセッサ、
消費電力は動作時3W/待機時200mW以下

[issued: 2009年9月18日]
この記事を : 印刷する 印刷   メールで送る メールで送る   ブックマーク はてなブックマークに登録 この記事をクリップ Buzzurlにブックマーク Yahoo!ブックマークに登録   
フリースケール・セミコンダクタ・ジャパンの伊南恒志氏
写真1 フリースケール・セミコンダクタ・ジャパンの伊南恒志氏
 米Freescale Semiconductor社は2009年9月、「QorIQシリーズ」の新製品として、OA機器/産業機器向けに消費電力を低減したデュアルコアプロセッサ「P1022」を発表した。消費電力は冷却ファンを必要としない3W以下(標準値)を達成した。また、待機時の消費電力も200mW以下に抑えた。2010年初頭からサンプル出荷を開始する。1万個購入時の単価は42.41米ドル。

 QorIQシリーズは、Powerアーキテクチャの「e500」コアを採用する、通信機器向けの高性能プロセッサである。SOI(Silicon on Insulator)を用いた45nmプロセスによる低消費電力性能と、8コアまでのマルチコア化により性能を向上できることが特徴である。また、同じe500コアを採用するFreescale社の前世代の通信機器向けプロセッサ「PowerQUICC」と互換性を持っており、ユーザーがソフトウエア資産を再利用することが可能なことも特徴としている。

 今回発表したP1022は、多機能プリンタなどのOA機器や、工場内の制御装置などの産業機器向けに開発された。フリースケール・セミコンダクタ・ジャパンのマーケティング本部でジェネラルマネジャを務める伊南恒志氏(写真1)は、「最新のOA機器や産業機器には、低消費電力とともに高い演算性能/ネットワーク性能も求められている。例えば、多機能プリンタでは、機能向上に関する要求と同時に、待機時におけるシステム全体の消費電力を1W以下に抑えるという要求も満足しなければならない。P1022は、これらの要求に応え得る製品である」と語る。

 P1022の動作周波数は1GHzで、その消費電力は3W以下(標準値)となっている。これは、既存のシングルコアプロセッサと比べて、対消費電力で見て1.9倍の性能に相当するという。また、6つの動作モードを使った電力管理機能によって、さらに消費電力を低減することができ、待機時の消費電力は200mW以下となっている。「システム全体で待機時の消費電力を1W以下に抑えるためには、プロセッサの消費電力は200mW以下である必要がある」(伊南氏)という。

 また、P1022は、ギガビットイーサーネット、USB 2.0、SATA(Serial Advanced Technology Attachment)、SD/MMC(Multi Media Card)、DUART(Dual Universal Asynchronous Receiver Transmitter)、SPI(Serial Peripheral Interface)、I2Cなどさまざまなインターフェース機能を内蔵している。加えて、OA機器/産業機器にユーザーインターフェースとして一般的に搭載されるようになった液晶ディスプレイのコントローラも内蔵した。これらの内蔵機能により、システムコストを削減することが可能である。さらに、一般的な6層プリント基板に実装できるパッケージを採用しているので、プリント基板コストの削減にも貢献できる。

 伊南氏は、「OA機器メーカーには、QorIQやPowerQUICCはかなり浸透してきたという実感がある。今後は、液晶ディスプレイを備えるタイプの産業機器への展開に注力したい」と述べる。

(朴 尚洙)
この記事を : 印刷する 印刷   メールで送る メールで送る   ブックマーク はてなブックマークに登録 この記事をクリップ Buzzurlにブックマーク Yahoo!ブックマークに登録   

Sponsor Links [ PR ]

関連情報  by  Supplier Showcase

EDN RESOURCE CENTERpowered by Supplier Showcase

SPECIAL CONTENTS [ PR ]

最新ニュース

キーワードタグ一覧