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「エレ業界の持続可能な景気回復は2010年以降」
——Gartner社の予測から

[issued: 2009年6月26日]
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 米国の市場調査会社であるGartner社は2009年6月、「持続可能な景気回復は約1年後」とするレポートを発表した。同社によれば、「電子機器市場の景気回復は、2009年第4四半期から始まる。前12カ月との比較データから予測すると、2010年下半期に持続可能な回復期に入り、2011年には再び売上増が期待できる状態になる」と述べている。ただし、本格的な回復は、すべてのエレクトロニクス市場が底を打ってからになりそうだ。

 Gartner社で半導体製造分野担当マネージングバイスプレジデントを務めるKlaus Rinnen氏は発表の中で、「電子機器市場のほとんどすべての分野で、まだ下降が続いている。結論を出すには市場が底を打つのを見届ける必要があるが、広い分野で回復が進むには約2年かかるだろう」と述べた。

 Rinnen氏は、「パソコン市場はすでに成長サイクルの底に達しつつある。しかし、エレクトロニクス分野の大半が底に達するのは2009年下半期以降になりそうだ」と指摘した。その上で同氏は、「上向きと下向きを繰り返す『W字型』という回復パターンがあるが、今後の市場動向がそうなる可能性は低そうだ。W字型になれば、持続可能な成長は2011年にずれ込む可能性がある」と説明した。

 Gartner社のバイスプレジデントで著名なアナリストでもあるJim Tully氏は発表の中で、「今後2~3年間にエレクトロニクス市場が上向く兆候はある。ただ、2013年までの5年間についての予測では、半導体の売上高が最高だった2007年の水準まで回復することは期待できない」と明かした。

 Gartner社は、「パソコン分野と携帯電話機分野が最初に底を打ち、回復に向けて進撃を始める」と予測しており、「電子部品の在庫状況が改善され、政府の景気刺激策が加わったことにより、現在の景気悪化に歯止めがかかるだろう」と分析した。

(Electronic News)

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