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Crocus社がMRAM製造技術をTower社に移管、
量産に向け大きく前進

[issued: 2009年6月23日]
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 MRAM(磁気抵抗メモリー)開発企業である米Crocus Technology社と、イスラエルのファウンドリ企業であるTower Semiconductor社は、Crocus社のMRAM製造技術をTower社の200mmウェーハ工場「Fab2」にポーティング(移管)することで合意したと発表した。MRAM製造プロセスのポーティングに関する提携に加え、Tower社は、Crocus社に125万米ドルを投資するという。Tower社は、「MRAMを量産可能な、業界初のファウンドリとして準備は整っている」と主張している。MRAMの量産に関するサプライチェーン契約の一環として、Tower社とCrocus社はそれぞれTower社の工場に特定の装置を提供してCrocus社のMRAMを製造する予定である。

 Crocus社の共同設立者の1人でCEO(最高経営責任者)を務めるJean-Pierre Braun氏は発表の中で、「企画段階から量産段階への移行は、当社にとって大きな躍進だ。Tower社は、不揮発性メモリーの分野において主導的なファウンドリとして知られており、両社がMRAM事業を利益率の高い事業として成功させる上で、理想的なパートナーだと言える」と述べた。

 Crocus社のMRAM技術は、フランスの研究機関であるCEA(原子力庁)とCNRS(国立科学研究センター)に付属する研究開発センターであるSpintec研究所(拠点はフランスのグルノーブル)が生み出したものである。Crocus社は、同技術を通信やネットワーク、ストレージ、コンピュータ、携帯機器などさまざまな分野向けに、単体メモリーまたはオンチップメモリーに適用するためのライセンスを取得している。

 Crocus社は、「完全に動作する130nmのMRAMテストチップを用い、歩留りと性能を改善した」と主張し、量産に移行する準備ができていることを強調した。

 一方、Tower社で特別製品事業部門のバイスプレジデント兼ゼネラルマネジャを務めるAvi Strum氏は発表の中で、「当社は、MRAMは業界を変える可能性を秘めた製品だと確信しており、その可能性を最大限に生かす能力を持つCrocus社と提携した」とした上で、「当社は、MRAMは寿命の長い量産市場を形成すると見ている」と続けた。

(Electronic News)

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