日置電機は2009年6月、電気設備などの現場における測定用途を狙った磁界測定器「3470-13」を発表した。現場向けに機能を絞り込むことにより、従来モデルより約30万円安い31万5000円という低価格を実現している。
現在、電気設備や家電製品などから発生する電磁波について、人体への影響の可能性が議論されている。エレクトロニクス業界では、IEC62233やICNIRP1998などの国際規格やガイドラインに基づいて磁界測定を行い、電磁波の発生を一定レベル以下に抑える取り組みが進められている。
日置電機は、2006年4月にこうした磁界測定の需要に応えるために、磁界測定器「3470」を発売している。今回発表した3470-13は、この3470をベースに、電気設備などの現場測定に必要な機能への絞り込みを行うなどして大幅な低価格化を実現した。例えば、3470はパソコンとの接続機能を備えているが、現場で利用する3470-13ではこの機能が省かれている。その一方で、商用周波数(50Hz/60Hz)やIH(誘導加熱)製品の周波数に対応する測定モードを搭載している。また、電源を投入すると、直ちに電気設備の磁界測定に最適な設定で測定を開始することが可能となっている。さらに、有効断面積が3cm2の3軸磁界センサーを標準装備しており、磁界への曝露レベル測定に利用する有効断面積100cm2の3軸磁界センサーをオプションで提供する。
そのほかの仕様は以下のとおり。電源は単3アルカリ電池4個で、連続動作時間は約10時間。測定データを99個保存できる。サイズは100mm×150mm×42mm。重量は750g。