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腰痛治療のためのMEMSセンサー、
MEMSCAP社とOrthoMEMS社が共同開発へ

[issued: 2009年5月25日]
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 MEMS(Microelectromechanical Systems)メーカーのフランスMEMSCAP社と米OrthoMEMS社は2009年5月、腰痛の検査/治療のためのMEMSセンサーの製品化に向けて、複数年の戦略的提携および共同開発についての契約を締結したと発表した。この契約に関する財務上の条件については明らかにされていない。

 OrthoMEMS社は、米クリーブランド病院が設立した医療用MEMS企業で、独自のMEMS技術や無線技術を医療に応用すべく注力している。OrthoMEMS社にとって、今回の提携は、同社製品を医療機器企業に向けて展開するための足掛かりとなる。一方、MEMSCAP社には、米国における医療機器分野での事業拡大を図る狙いがある。

 MEMSCAP社とOrthoMEMS社は、「両社の経験や技術を融合することによって、椎間板に実際にかかる圧力を測定することができる電池不要の小型無線圧力センサー『OrthoChip』の製品化が可能になる」と主張している。OrthoChipは、通常の脊椎の圧力と、機械的要因で不安定になった脊椎の圧力の違いを検出し、測定結果を遠隔の表示装置に送信することができる。両社は、「このような優れた機能を提供できるのはわれわれの技術だけだ。OrthoChipによって、腰痛に関する外科/非外科的治療の指針が大きく変わることになるだろう」としている。

 両社によると、「治療を要する重度の腰痛に悩まされて人は、米国だけでも年間に2600万人ほどにも上る。1998年のデータでは、腰痛の治療のために、米国の国内総生産の1%に当たる900億米ドルが費やされている」という。

 OrthoMEMS社で会長兼CEO(最高経営責任者)を務めるDouglas Lee氏は、「MEMSCAP社は、付加価値の高い医療用MEMSセンサーの開発/製造において、確かな実績を有している。今回の戦略的提携により、設計段階から製品の市場投入までの期間を短縮することが可能になる。また、腰痛の治療方法を一変するような革新的な成果を生み出すものになり得る」と述べている。

(Electronic News)

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