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【ESEC】MRAMを搭載した組み込み開発ボード、
アルティマが発売

[issued: 2009年5月14日]
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「Cyclone III Base Board」
写真1 アルティマの開発キット
「Cyclone III Base Board」

中央にあるFPGA「Cyclone III」の左下に、Everspin社のMRAMチップが実装されている。

 アルティマは、『第12回ESEC(組込みシステム開発技術展)』(2009年5月13日~15日)において、米Altera社のFPGAチップ「Cyclone III」と米Everspin Technologies社のMRAM(磁気メモリー)を搭載した組み込み開発ボード「Cyclone III Base Board」を展示した。

 一般的にFPGAは、フラッシュマイコンなどとは異なり、内部にメモリーを持たない。このため、FPGAをプロセッサとして搭載する組み込み開発ボードは、プログラム格納用のフラッシュメモリーとプログラム動作時のキャッシュ用のSRAMを、それぞれ搭載する必要がある。これに対して、Cyclone III Base Boardでは、512kバイトのMRAMが、このフラッシュメモリーとSRAMの役割を1チップで果たす。アルティマ社の説明員は「不揮発性メモリーでありながら、SRAMと同等の速度で読み書きができるMRAMを搭載することで、部品点数を減らすことができた。MRAMを搭載した組み込み開発ボードは、国内市場では初めての製品になるだろう」と説明している。

 MRAMは、不揮発性データの保持期間が20年以上と長く、データの読み書きが高速で、書き換えサイクルが無限、SRAM以上の大容量化が可能など、さまざまな特徴を備える。その一方で、フラッシュメモリーやSRAMと比べて、大幅に高価なことが最大の課題となっていた。Everspin社のMRAMチップの代理店でもあるアルティマによれば、「Everspin社は、すでに1/2/4Mビット品の量産を行っており、まもなく16Mビット品の量産も開始する。受注規模によるものの、単価もかなり抑えられるようになってきた」という。

(朴 尚洙)

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