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ローム、不揮発性ロジック技術を用いた
4ビットのカウンタICを開発

[issued: 2009年4月28日]
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「BU70013TL」
写真1 「BU70013TL」

 ロームは2009年4月、不揮発性CMOSロジック技術を利用した4ビット同期式カウンタIC「BU70013TL」を開発し、同年6月よりサンプル出荷を開始すると発表した。サンプル価格は500円で、2009年10月より月産20万個規模での量産開始を予定している。主に、電力メーターやガスメーターといったインフラ用メーター機器などの用途に向けるという。

 BU70013TLに採用されている不揮発性ロジック技術は、ローム独自の強誘電体セパレート構造によって、ICのロジック性能と信頼性を損なうことなくレジスタ領域の不揮発化を行うことができるというもの。これにより、電源をオフしてもデータを保持でき、再度、電源をオンしたときには、電源をオフする直前の状態から動作を再開することが可能である。既存ICのように、部分的に回路の電源を切る手法とは異なり、ICの電源を完全に切ることでスタンバイ時の消費電力をゼロに抑えることができるという。

 ロームは2008年5月に不揮発性ロジック技術を開発し、製品化/量産化に向けた技術開発を進めてきたが、量産化に当たっては回路の信頼性の確保が課題であったという。信頼性確保のためには、強誘電体素子特有の信頼性評価が必要となるが、デジタル回路内に専用の評価回路を実装すると回路面積が大きくなるという問題があった。同社は今回、不揮発性レジスタ内にトランジスタ数個レベルのシンプルな特性評価用回路を実装し、本来ロジック回路の評価に使用するデバッグ信号線を流用して、強誘電体素子の評価を行う機構を開発した。これにより、回路面積の増加を最小限に抑えつつ、強誘電体素子の信頼性評価を行えるようにした。

 ロームは今後、この不揮発性ロジック技術を組み込み向けICの低消費電力技術として、携帯機器、白物家電、パソコン向けのIC製品にも展開していく計画だという。

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