新日本無線は2009年4月、ホームシアターやDVDコンポ向けに、差動アンプを内蔵したビデオドライバIC「NJM2525」を発表した。SD(標準画質)とHD(高画質)の両方に対応しており、コンポジット端子(1チャンネル)とコンポーネント端子(Y/PB/PRの3チャンネル)の計4チャンネルを搭載している。電源電圧範囲は4.5V~5.5V。外形寸法が11mm×7.6mm×1.25mmの32端子SSOPで提供される。サンプル出荷、量産出荷ともすでに開始しており、サンプル価格は200円。
NJM2525は、4個の差動アンプ、入力切り替えスイッチ、SD/HD対応のビデオドライバ(利得が6dBで、75Ω負荷に対応)、Y/C(輝度信号/色信号)ミキシング回路、パワーセーブ機能、ローパスフィルタ切り替えスイッチで構成されている。これらを1チップ化したことで、実装面積の低減に貢献するという。また、差動アンプと入力切り替えスイッチを内蔵しているため、ビデオ機器にポータブルオーディオ機器などを外部入力として接続した場合に、ケーブルなどで生じる同相ノイズを抑えることが可能となっている。なお、差動アンプには新日本無線の「NJM2505A」と同等の回路を採用している。
従来のビデオドライバには、コンポーネント端子(3チャンネル)、コンポジット端子(1チャンネル)、S端子(2チャンネル)の計6チャンネルを搭載していることが多かったが、S端子の廃止に伴い、実際にはコンポーネント/コンポジットの4チャンネルだけを使用しているケースが少なくない。このような背景から、これら4チャンネルのみを搭載したNJM2525が開発された。
(村尾 麻悠子)