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【テクノフロンティア】1608サイズのマイクロギャップ
方式静電気対策部品、三菱マテリアルが開発

[issued: 2009年4月17日]
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「CSAシリーズ」
写真1 三菱マテリアルのチップ型静電気対策部品「CSAシリーズ」
上から、3216サイズの「CSA30シリーズ」、2012サイズの「CSA20シリーズ」、1608サイズの「CSA10シリーズ」。

 三菱マテリアルは、『テクノフロンティア2009』(2009年4月15日~17日)において、マイクロギャップ方式で1608サイズ(1.6mm×0.8mm)を実現したチップ型静電気対策部品「CSA10シリーズ」を展示した。開発は完了しており、2009年末までに客先への納入を開始する予定。主に、カーオーディオ機器やカーナビゲーション機器などに用いる車載アンテナ回路の用途に向ける。

 三菱マテリアルは、主に車載のアンテナ回路向けに、表面実装が可能なチップ型の静電気対策部品として「CSAシリーズ」を展開している。CSAシリーズは、部品内部に形成した小さな空げきを使って静電気(サージ)を吸収する「マイクロギャップ方式」を特徴としている。サイズ展開については、これまで3216サイズ(3.2mm×1.6mm)の「CSA30シリーズ」と、2012サイズ(2.0mm×1.2mm)の「CSA20シリーズ」だけだった。しかし、「多くの顧客からさらなる小型化の要求があり、1608サイズのCSA10シリーズを開発することとなった」(同社)という。

 現在、カーオーディオ機器やカーナビゲーション機器では、フロントガラスの上方に貼り付けるフィルムアンテナが多く採用されている。このフィルムアンテナのアンテナ回路は、ピラー(自動車の屋根を支える構造部品)の内部に組み込むことが多い。このピラーには、より幅が狭く、かつ高い剛性を要求されている。そのため、ピラー内におけるアンテナ回路を取り付けるスペースはさらに狭まっている。そこで、狭いスペースでもアンテナ回路を組み込めるように、静電気対策部品をはじめとする関連部品の小型化が要求されていた。

 CSA10シリーズは、静電容量が最大1pF。直流放電の開始電圧が、140V±30%。サージ寿命が、150pF、330Ω、15kVの条件下で20回まで。使用温度範囲が、-40~125℃。温度については、「マイクロギャップ方式の静電気対策部品は、構造がシンプルなことから高温環境に対する耐性にも優れている。CSAシリーズの仕様上の使用温度範囲は125℃までとしているが、150℃でも十分利用できるだろう」(同社)と説明している。

(朴 尚洙)

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