写真1 「MMDPMS235シリーズ」を使ったデモの様子
写真2 充電完了までの時間を表示したモニター
パナソニックは『テクノフロンティア 2009』(2009年4月15日~17日開催)において、「HD-PLC(高速電力線通信)」を実現するモジュール「MMDPMS235シリーズ」を使って、電気自動車と家の中のモニターとを接続する「電気自動車ホームリンクシステム」のデモンストレーションを行った(写真1)。
MMDPMS235シリーズは、パナソニックが独自に開発したHD-PLC用の32ビットRISCプロセッサである「MN1A94100」を採用した製品。イーサーネットPHYを搭載しているため、イーサーネットを介して通信/制御が行える。デモストレーションでは、家の中に設置したモニターと電気自動車の両方にMMDPMS235シリーズを搭載することで、電気自動車のコンセントを入れるだけで、家の中のモニターと電気自動車との間で通信を行う様子が示された。デモで使用されたモニターでは、電気自動車の充電が完了するまでの時間を表示していた(写真2)。同社の説明員は、「このほかにも、電気自動車のコンセントが抜けたときや車に触られたときにアラームを鳴らすなど、セキュリティシステムとしても使える。また、車載カメラの映像をモニターで見ることも可能だ。さらに、モニターを使って、家の中からカーナビゲーションシステムに地図情報をダウンロードすることもできる。用途はさまざまだ」と語った。
なお、現在、日本国内では屋外でのHD-PLCが許可されていないため、今回のデモは海外向けとなっていたが、「国内でもHD-PLCが認可されるように働きかけをしている最中だ」という(説明員)。
(村尾 麻悠子)