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Physware社の電磁界解析ツール、
処理速度は「従来製品の100倍」

[issued: 2009年2月20日]
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 米Physware社は、現在一般的に使われている製品に比べて解析処理速度が100倍速い電磁界解析ツール「physWAVE」を発売した。入力回路図としては米Cadence Design Systems社やAutodesk社のツールで作成したデータに加え、図研のツールで設計したデータを入力できるインターフェースも新たにサポートした。

 physWAVEは、EMI(電磁波干渉)やシグナルインテグリティ(信号品質:SI)などにかかわるノイズの解析に適している。このツールは、解析手法として「アクセラレーテッドバウンダリエレメント」と同社が呼ぶ境界要素法(BEM:Boundary Element Method)を用いている。また、マルチコアプロセッサとシェアードメモリー方式による並列処理を組み合わせた。こうしたことにより、プリント配線板上のCPUとメモリー間の信号ラインなどにおけるEMI解析の時間を大幅に短縮することが可能になった。解析結果は、電磁界分布などを3次元で表示することができる。

 一例だが、有限要素法(FEM:Finite Element Method)を用いた従来の製品では、25本の信号ラインのEMI解析に7時間を要していた。physWAVEでは同じ解析がわずか4分で完了するという。また、解析処理に必要なメインメモリーの容量も、physWAVEでは1Gバイトと、FEMの場合に比べて1/16以下に抑えられる。

 さらに、他社製の回路シミュレータ向けにSPICEネットリストやSパラメータを出力することができる。対応OSは、32ビット版/64ビット版のWindowsまたはLinux。

 Physware社は、同時に、パワーインテグリティ(電源分配の品質:PI)向けのツール「PhysAPEX」も発売した。

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