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【ET2009】OSなしでFPGA上でのTCP/IP通信を実現、
アルティマがデモを実施

[issued: 2009年11月25日]
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 アルティマは、『Embedded Technology 2009(ET2009)』(2009年11月18日~20日)において、FPGA上でのTCP/IP通信を、OSのない状態で実現するデモンストレーションを行った。アルティマとユビキタスが共同で開発したものである。

 今回のデモは、ユビキタスの、TCP/IPプロトコルスタックを含む組み込み機器向けネットワークソフトウエア「Ubiquitous Network Framework」を、米Altera社のアーキテクチャ「Nios II」上に移植し、「Cyclone III」を搭載したアルティマのプラットフォームボードに実装したものを使って行われた(写真1)。アルティマの説明員によると、「非常にコンパクトなソフトウエアで、OSを組み込むことなく、30メガビット/秒以上のTCP/IP通信を実現しているのが最大の特徴」だという。OSが不要なので、従来は2Mバイトほど必要とされていたメモリー量を大幅に削減することが可能になる。今回のデモボードの場合、ROMやDRAMを用いることなく、512KバイトのMRAMだけで動作させているという。なお、「メモリーは不揮発性であればMRAMでなくても動作可能。今回はCyclone IIIを搭載しているが、もちろん『Cyclone IV』や『Stratix』でも通信は可能だ」(説明員)という。

 このほか、MRAMを搭載したFPGA開発ボードなどの展示も行った(写真2)。米Everspin Technologies社製のMRAMを採用したもので、同ボードはすでに量産を開始している。用いられているMRAMは、書き換えサイクルは無限、データ保持寿命は20年以上である。MRAMを使うことにより、これまでSRAM+ROMの2チップで対応していたものが1チップで済むため、コストや周辺ICの数の低減に貢献できる。

(村尾 麻悠子)

MRAMを搭載した開発ボード
写真1 TCP/IP通信をOSなしで実現したボード
 
MRAMを搭載した開発ボード
写真2 MRAMを搭載した開発ボード

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