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倍速表示が可能なLCD向けSiP製品、
NXP社がリファレンス設計を発表

[issued: 2009年1月5日]
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TV550
写真1 TV550の使用イメージ

竹内正宜氏
写真2 NXPセミコンダクターズジャパンの竹内正宜氏

 オランダNXP Semiconductors社は2008年12月、1366×768および1920×1080の解像度まで対応した倍速表示対応液晶ディスプレイ(LCD)テレビ向けとして、新たなリファレンス設計「NXP TV550(以下、TV550)」を発表した(写真1)。同リファレンス設計を用いることで、セットメーカーは普及価格帯のHD(高品位)テレビを短期間で開発することが可能になるという。

 TV550の特徴は、動画処理機能や画質向上機能などを1チップに統合した「NXP PNX855xx」(以下、PNX855xx)を新たに採用した点である。従来のリファレンス設計「NXP TV543」は動画処理機能を担うプロセッサ「NXP PNX8543x」を搭載していたが、リフレッシュレートを50Hz/60Hzから100/120Hzへと高めて倍速表示するには、画質向上機能を有するプロセッサ「NXP PNX5120」を追加する必要があった。

 同社は今回、これらの機能をSiP(System in Package)によってPNX855xxに統合し、さらにDVB-Tチャンネルデコーダも内蔵した。これにより、システムの小型化とコスト削減が可能になったという。NXPセミコンダクターズジャパン マーケティング本部TVマーケティング部部長の竹内正宜氏は、「TV550は、TV543での倍速表示対応と比較して、システムコストを2~3割ほど削減することが可能になる」と説明する(写真2)。

 PNX855xxは、LCD向けのプロセッサとしては同社初となる45nmプロセスを採用している。また、画質の向上を図るために、動画のブレ補正/シャープネス改善/発色管理などによって画質劣化を軽減する同社独自の「MAPP2(Motion Accurate Picture Processing)」機能にも対応している。さらに、オプション機能として、2DディミングやLEDバックライトへの対応も可能となっている。なお、TV550はインターフェースとしてHDMI(High-Definition Multimedia Interface)/イーサネット/USB 2.0などを搭載しており、セキュリティ機能を高めた欧州の最新規格であるCI+にも対応している。

 TV550は、2009年第1四半期からサンプル出荷が開始される予定で、同リファレンス設計を用いたLCDテレビ製品は「2010年にも市場投入される見通し」(竹内氏)としている。

(鉄井 亮一)

  • 参考 NXPセミコンダクターズジャパン
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