LDOリニアレギュレータファミリ(クリックで拡大)
米Analog Devices社は2008年9月、電池で駆動する携帯機器向けにLDO(低ドロップアウト)リニアレギュレータファミリ「ADP120」、「ADP121」、「ADP130」を発表した。3品種のドロップアウト電圧は、ADP120/121が60mVで、ADP130が17mVである(いずれも負荷電流が100mA時)。このため、カメラモジュールなどに用いられる小型のデジタル回路やプロセッサ向けに、低い出力電圧を生成する用途に適しているという。
ADP120/121の入力電圧は2.3V~5.5Vで、出力電圧は1.2V~3.3V。出力電流はADP120が100mAで、ADP121が150mAである。ADI130については、入力電圧範囲が1.2V~3.6Vの通常の入力端子に加えて、2.3V~5.5Vのバイアス入力端子も備えている。このバイアスを利用することで、17mVの低ドロップアウト電圧を実現している。同製品の出力電流は350mAである。
各品種の10kHz動作時のPSRR(電源電圧変動除去比)は、ADP120/121が60dBで、ADP130が70dBである。静止電流はADP120/121が11µAで、ADP130が25µA。3品種とも、1µFの小型なセラミックコンデンサを使用できるため、基板の面積を低減できるという。
いずれの製品も、現在量産出荷中である。5端子のTSOPで提供され、1000個購入時の単価はADP120が0.26米ドル、ADP121が0.27米ドル、ADP130で0.33米ドル。また、ADP120/121はオプションとして、外形寸法が0.86mm×0.86mmの4バンプWLCSPでも提供しているという。