無線LANモジュール「R8J43011A」
ルネサス テクノロジは2008年7月、無線送受信用のベースバンドICなど、約80個の部品を1つのパッケージに搭載した無線LANモジュール「R8J43011A」を製品化したと発表した。無線通信規格IEEE 802.11b/IEEE 802.11gに準拠している。2008年9月よりサンプル出荷を開始する。48端子のLTCCパッケージで提供され、サンプル価格は5000円。
R8J43011Aは、キーストリーム製のベースバンドIC「KS7010」やRF IC「KS3021」、MAC(media access control)アドレスを記憶するためのEEPROM、レギュレータ、フィルタなど80個余りの部品を、外形寸法が9.7mm×9.7mm×1.25mm(最大値)のパッケージに封止したもの。機器の小型化が図れるほか、アンテナや水晶発振器を外付けするだけで、容易に無線LAN機能を実現することが可能になるという。
KS7010はCPUと大容量のSRAM、MAC機能を内蔵しており、無線制御を行うソフトウエア処理の大部分を受け持つことができる。これにより、従来はホスト機器のCPUが行っていた無線LANドライバなどの制御をR8J43011Aで行うことが可能になるため、ホスト機器のCPUの負荷を低減できるという。また、TCP/IP(transmission control protocol/internet protocol)をベースとした20メガビット/秒のデータ伝送を容易に実現できる。
R8J43011Aは、ITRONやLinux、Windows CE、Windows Mobile、VxWorks、ThreadXなど、さまざまなOSを用いた機器に搭載できる。また、ホスト機器への入出力インターフェースとしては、SDIO、SPI、UARTから選択可能である。