STB向けのLSI
NECエレクトロニクスは2008年5月、次世代映像規格であるH.264(MPEG-4 AVC)に対応したセットトップボックス(STB)向けのLSI「EMMA3SL/HD」、「EMMA3SL/SD」のサンプル出荷を開始した。
両製品は、映像/音声デジタル信号のデコード機能や画像表示機能など、デジタル放送を受信するシステムに必要な機能を1チップに集積したもの。H.264に対応したビデオデコーダを内蔵しており、欧州やインドなどで普及が見込まれているH.264を用いた放送が受信できる。また、音声データ処理専用のDSPを内蔵しているため、高い処理能力が要求される次世代オーディオ規格のDolby Digital PlusやHE-ACCに対応が可能だ。さらに、従来は外付けであったUSB 2.0ホストコントローラや、IEEE 802.3/3u/3xに準拠したEthernet MACなどのインターフェース機能を搭載している。これにより、外部機器やネットワークに低コストで接続できる。
両製品のうち、EMMA3SL/HDはハイビジョン対応が可能な製品で、HDMI(high-definition multimedia interface)対応のインターフェースのほか、D-Aコンバータや、インターレース信号からプログレッシブ信号への変換に必要なデインターレーサー機能も内蔵している。
サンプル価格は、EMMA3SL/HDが5000円、EMMA3SL/SDが4000円。2008年度第2四半期より量産を開始する予定で、量産時はそれぞれ月産30万個を見込んでいる。