アンリツは2007年8月、ラジオコミュニケーションアナライザ「MT8820B」や「MT8815B」に付加することで、TD-SCDMA方式に対応する携帯電話端末の呼接続試験やRF送受信試験が行える専用のハードウエアとソフトウエアを発売した。
TD-SCDMA方式は、中国が独自開発した第3世代携帯電話システム。新製品は同方式の携帯電話端末と基地局の接続性や送受信性能を試験するためのハードウエア「MT8820B-007」、「MT8815B-007」とソフトウエア「MX882007C」、および対向通話機能やオーディオ測定を行うためのソフトウエアであるボイスコーデック「MX882007C-001」で構成される。
MT8820BやMT8815Bは、世界で利用されているW-CDMA/HSDPAやCDMA2000 1x/1xEV-DO、GSM/GPRS/EGPRSといった主要な通信方式に対応した携帯電話端末の試験を1台で行える測定器である。これに新製品やすでに発売中のオーディオボードを追加することで、TD-SCDMA方式の携帯電話端末にも対応できるようにした。特に中国市場ではTD-SCDMA方式とGSM方式のデュアルモードをサポートした携帯電話端末が使われる見通しで、こうした端末の試験を行うことが可能となる。また、MT8820Bでは携帯電話端末を同時に2台まで測定できる(MT8815Bは1台ずつ測定)ため、量産ラインでの試験にも適している。
参考価格は、MT8820Bとそれに対応する新製品の組み合わせで1600万円。MT8815Bと新製品の組み合わせだと735万円。