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携帯電話機器大手が進めるソフトウエア関連の協業

[issued: 2007年8月9日]
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 モバイル通信業界で、ハードウエアとソフトウエアの連携に関する2つの新しい提携が発表された。それぞれ、携帯電話機のライバル企業であるフィンランドNokia社と米Motorola社が発表した。

 Nokia社は2007年8月、米Microsoft社とのモバイルエンターテインメント分野での提携を拡大したと発表した。その提携には、Microsoft社のPlayReady技術を、Nokia社の携帯端末プラットフォームである「S60」と「Series 40」でサポートすることも含まれている。

 PlayReady技術は、Microsoft社が開発した新しいコンテンツアクセス技術で、コンテンツ所有者やサービスプロバイダがどのような形式のデジタルコンテンツでも柔軟に」配信できるようにするというもの。Nokia社とMicrosoft社は、「携帯機器を使用したデジタルコンテンツへのアクセスやコンテンツの利用、コンテンツの移動など、ユーザー機能の拡張および簡素化でも協力していく」としている。

 Nokia社は、「PlayReady技術をサポートすることによって、コンテンツ所有者やサービスプロバイダは、急増する加入者に向けて付加価値の高いデジタルコンテンツを容易に提供できるようになる。また、コンテンツのレンタルやオフラインでのアクセスなど、ビジネスモデルを柔軟に構築できるようになる」と説明した。PlayReady技術は、ユーザーに対し、オンライン環境や家庭内、携帯機器間でデジタルコンテンツの管理がしやすくなるというメリットをもたらす。

 Microsoft社とNokia社によれば、「PlayReady技術を使用した最初のサービスは2008年に登場する予定だ」という。

 一方、Motorola社は、「スマートデバイス搭載ソフトウエアの最適化(DSO:Device Software Optimization)を提唱する米Wind River Systems社と戦略的提携関係を結んだ」と発表した。両社は、「通信機器向けプラットフォームであるAdvancedTCA、MicroTCA、Carrier Grade Linux、リアルタイムOSの『VxWorks』を統合したソリューションの提供を目指す」としている。

 今回の提携を通して、Motorola社の組み込み通信/コンピュータ部門とWind River社は、通信や軍需、航空宇宙、医療、産業自動化の分野に向けて、次世代ネットワーク設計のためのハードウエア/ソフトウエア統合ソリューションを提供すべく、共同で取り組む予定である。両社は、製品の共同開発や、高可用性ソフトウエアである「OpenSAF」、仮想化技術、マルチコアプロセッサ向け開発環境など、業界を主導する技術を共同で推進するほか、カスタマサポートも共同で行う予定だとしている。

 両社の最初の統合ソリューションは、Wind River社のCarrier Grade Linuxを実装したMicroTCAベースのCOTSソリューションとなる。これは、現在、大手販売業者である米Arrow Electronics社と米Avnetから入手できる。米Cavium社の「Octeon」をベースにしたATCA-9301ソリューションなどは、2007年末に提供される予定である。


(Electronic News)

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