日本ラントロニクスは2007年3月、シリアルインターフェースを無線LANインターフェースに変換する機能を備えたデバイスサーバー「WiPort」を発表した。その特徴は、同社の従来品が無線LANインターフェースとしてIEEE 802.11bのみに対応していたのに対し、IEEE 802.11bとIEEE 802.11gの両方に対応することだ。主に、デジタル家電、POS(point of sales)システム、セキュリティシステム、FA(factory automation)機器、ロボットや医療機器などの用途に向ける。サンプル出荷は2007年3月からで、サンプル価格は約1万円。
WiPortはマッチ箱サイズ(10.2mm×32.5mm×33.0mm)の本体に、CPU、メモリー、無線LANやイーサーネットチップなどのハードウエアと、RTOS(real time OS)、TCP/IPプロトコル、ウェブサーバ、電子メール発信機能や暗号化処理などのソフトウエアを組み込んだものである。ネットワーク接続に必要なハードウエアとソフトウエアの両方を内蔵しているため、ユーザーは同製品を既存の機器に組み込むことによって、ネットワークを介して相互接続するM2M (machine to machine)のシステムを容易に実現できるという。
対応するネットワークプロトコルは、ARP(address resolution protocol)、UDP(user datagram protocol)、TCP(transmission control protocol)、ICMP(internet control message protocol)、SNMP(simple network management protocol)、DHCP(dynamic host configuration protocol)やHTTP(hypertext transfer protocol)など。対応する無線LANのセキュリティ仕様は、IEEE 802.11i PSK(pre-shared key)、WPA-PSK(wireless fidelity protected access-PSK)、TKIP(temporal key integrity protocol)やWEP(wired equivalent privacy)など。
電源電圧は3.3Vで、最大消費電流が650mA。最大920Kビット/秒のシリアルインターフェースを2つ備える。日本システムズ、ウェルビーンや昌新などから販売される。