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NI社がLabVIEWの新バージョン、PID制御の実行性能を14倍に向上

[issued: 2006年8月9日]
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Math Scriptを使いLabVIEWでテキスト形式の数値演算を実現

 米National Instruments社は、現地時間8月8日に米国テキサス州オースチンで開幕した「NI Week 2006」で、グラフィカル開発環境「LabVIEW」の最新版「LabVIEW8.20」を発表した。機能強化した「Math Script」による相互接続性の拡張に加え、PID制御では従来に比べ14倍高速化するなど、アルゴリズムの改善で実行速度を向上している。日本語版は 2006年9月上旬に出荷を始める。
 LabVIEW8.20に内蔵したテキストベースの数学処理ツール「Math Script」は、The MathWorks社の「MATLAB」ソフトウエアやComsol社の「COMSOL Script」などで用いられているm-fileスクリプト構文に対応した。これによってMATLABソフトウエアなどを使って作成された既存のm- fileスクリプトをLabVIEWに統合することができる(図1)。しかも、標準で搭載する関数をこれまでの500から200増やし700とした。
 LabVIEW8.20は制御システム設計とシミュレーションの性能が向上した。アルゴリズムの改善などにより、従来のLabVIEW8.0に比べ、PID制御ツールキットは性能が最大14倍、シミュレーションモジュールの実行速度は最大9倍、それぞれ向上した。
 また、制御系設計とシミュレーションを対話式に行えるキットやモジュールを準備している。シミュレーションインターフェースツールキットを使った場合、 The MathWorks社の「Simulink」ソフトウエア環境で開発したシミュレーションモデルをLabVIEW上で動作させて、リアルタイム制御システムの試作や、HIL(hardware in the loop)テストが行える。LabVIEWシミュレーションモジュールはDynasim社及びPlexim社など他社のプラントモデルの出力を読み取ることができる。
 FPGAの開発には「FPGAモジュール」を準備した。このモジュールを用いてマシン監視IPライブラリの使用やサードパーティの追加IPなどが行える。新たに追加したFPGAウィザード機能を使えばFPGAに直接実装できるI/Oコードとタイミングストラクチャを自動的に生成し、リアルタイムI/O システムの試作が行える。さらに、組み込みシステム開発モジュールを使うと、汎用32ビットマイクロプロセッサを搭載したユーザー独自のボードに、 LabVIEWで開発したプログラムを実装できる。
 LabVIEW8.20の価格はベースパッケージが18万1000円、開発システムが34万8000円、プロフェッショナル開発システムは58万4000円。
(馬本 隆綱)

  • 連絡先 日本ナショナルインスツルメンツ営業部、電話0120-527196
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