握手する三洋電機常務執行役員の鵜狩武則氏(左)
とノキア・ジャパン社長のTyler McGee
三洋電機とフィンランドのNokia社は、CDMA携帯電話事業で合弁会社を設立することで合意した。携帯電話機で中級から高級機種を得意とする三洋電機と、普及機種を中心に世界で強いブランド力を持つNokia社が手を組む。新会社はCDMA携帯電話機市場でトップシェアを狙う考えだ。
新会社の出資比率など詳細は明らかになってないが、両社は2006年第2四半期(4~6月)に最終合意し、同第3四半期(7~9月)からの業務開始を目指している。新会社はまず、米国で普及が始まったCDMA2000と呼ばれる第3世代携帯電話機事業をターゲットとする。主な事業部門は大阪や鳥取、米国カリフォルニアのサンディエゴに置く。
三洋電機の常務執行役員でパーソナルエレクトロニクスグループテレコムカンパニー社長を務める鵜狩武則氏は「新会社は世界市場で初年度3500万台の販売を計画しており、早期に5000万台に乗せたい。営業利益は2005年度に三洋電機単体で100億円の見込みだが、新会社は2年後に300億円を目標としたい」と会見で述べた。
三洋電機は、中期経営計画の中で携帯電話機をコア事業の1つに位置づけているが「国内の携帯電話機市場は厳しくなっている」(鵜狩氏)。こうしたなかで、グローバルな市場で競争するにも大手競合他社との販売数量が違いすぎるため、コスト競争力で太刀打ちできないと判断。最大手のNokia社と提携することで、グローバルな携帯電話機市場での生き残りをかける。
(馬本 隆綱)