Spartan-3Aプラットフォーム
「XC3S1400A」(左)と「XC3S700A」
ザイリンクスは2006年12月、最大502端子のユーザーI/Oを搭載したFPGA「Spartan-3Aプラットフォーム」のエンジニアリングサンプルの出荷を始めた。ゲート規模はさほど必要ないが多くのI/O端子数が求められる薄型テレビなどの用途に向ける。
Spartan-3ファミリには、ゲート規模とI/O数の両方を追求した「Spartan-3プラットフォーム」と、ゲート規模に重点を置いた「Spartan-3Eプラットフォーム」がある。今回のSpartan-3Aプラットフォームはゲート規模を最大140万に抑え、I/O数を重視して開発した製品となる。
Spartan-3Aプラットフォームは、26種類の標準I/O規格に準拠している。例えば、DVI(digital visual interface)やHDMI(high definition multimedia interface)のデジタル画像信号の伝送にも使われているTMDS(transition minimized differential signaling)や、ポイントツーポイントの差動信号で伝送するPPDS(point to point differential signaling)などをサポートしている。
このほかにも、PCI ExpressやUSB、CAN(controller area network)、SPI(serial peripheral interface)など各種インターフェース、最大333Mビット/秒のDDR/DDR2メモリーインターフェースなどを備えている。
また、消費電力を低減するために2種類の電力管理モードをサポートした。サスペンドモードでは静止時の消費電力を40%削減しながら、再起動時間は1μs以下と速い。ハイバーネートモードでは静止時の消費電力を最大99%削減でき再起動時間は100ms以下である。
不正コピーを防止する機能も内蔵した。チップごとに「DeviceDNA」と呼ぶシリアルナンバーが書き込まれており、そのIDコードによってハードウエア/ソフトウエアIPの保護や管理などが行える。
Spartan-3Aプラットフォームは、ゲート規模やI/O数によって5種類そろえた。「XC3S700A」と「XC3S1400A」はすでにサンプル出荷を始めている。25万個購入時の単価はXC3S700Aが11.95米ドル、XC3S1400Aが16.95米ドル。2007年3月までには残りの 3種類のサンプル出荷も始める予定。