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Electronic Newsから:
投資会社Carlyle GroupによるASE社の買収計画

[issued: 2006年12月1日]
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 半導体製品の組み立ておよびテストのサブコン最大手、台湾ASE(Advanced Semiconductor Engineering)社がプライベートエクイティ投資会社米Carlyle Group社による買収対象として検討されている。Carlyle社がASE社を54億6000万米ドルで買収することを前提に話し合いをしていることが複数のメディアにより報道されている。Carlyle社では全額現金での買収を行うべく投資グループの取りまとめに入っているという。また、買取価格を米国預託証券(ADS:American Depositary Share)に換算すると,ADSの1単位当たり約5.95米ドルとなる。

 米国証券会社のFBR Research社はCarlyle社によるASE社買収計画の報道が流れた後にASE社の格上げを行った。FBR Research社は格上げの理由について、「ASE社では最近組織変更が行われた。組織変更は、組み立て/検査を行う半導体業界の企業では多々あることだが、今回は組織変更後に買収計画が浮上したことで評価額は数倍に急上昇して注目が集まった。それにより当社ではASE社の格付けを『Market Perform』から『Outperform』に変えて目標価格を8米ドルから16米ドルに引き上げた」と説明した。

 ASE社の会長兼CEO(最高経営責任者)を務めるJason Chang氏は、個人投資家が所有するASE社株と同社の持株会社であるASE Enterprises社の所有する株式をCarlyle社の投資グループが創設した別の持株会社に譲渡することに合意したと見られている。Chang氏とASE Enterprises社が所有する株式を合わせるとASE社の株式の約18.4%に当たる。

 今回の買収提案は、Carlyle社の半導体分野における単なる投資の1つにすぎない。同社は2006年9月のコンソーシアムで米Freescale Semiconductor社を176億米ドルで売却することを発表、また米Jazz Semiconductor社やエジプトA.Z Electronics IMP. & EXP.社、東芝セラミックスを所有している。

 Carlyle社のマネージングディレクタを務めアジア地域での企業買収を担当するGreg Zeluck氏は、「今回の買収のおかげで世界規模でのアウトソース化、所有権の移行による活性化、半導体業界の戦略的変化など、業界内で拍車がかかる波に半導体組み立て/検査企業としてうまく乗ることができる」と指摘した。

 さらにZeluck氏は、「ASE社の経営陣と従業員は、半導体の技術情報やCarlyle社の投資先企業間を結んでいる世界規模のネットワークから恩恵を受けられるだろう」と付け加えた。

 Carlyle社はこの買収にかかわる協議を現在継続中であり提案が最終的に受け入れられる保証はないとしている。

(Electronic News)

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