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SIA、2009年までの半導体製品売り上げ予測を発表(その1)

[issued: 2006年11月20日]
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 米国半導体工業会(SIA:Semiconductor Industry Association)会長のGeorge Scalise氏はウェブ放送番組に出演した際、需要が加速する電子機器に関する質問に対して、「世界全体の半導体の売り上げは2009年には3210億米ドルに達する見込みだ」と語った。

 SIAによれば、2006年から2009年の4年間の半導体製品の売り上げは、年平均成長率(CAGR:compound annual growth rate)が9%。2005年に世界全体の半導体売り上げは2275億米ドルだったが、2006年には伸び率9.4%で2488億米ドルに達する見込みだという。また、2007年は伸び率10%で2738億米ドル、2008年は10.8%で3034億米ドル、2009年は5.8%で3210億米ドルとなる見込みだ。

 Scalise氏は、「半導体製品の需要の高まりは、多種多様な電子機器を購入する最終消費者のニーズが牽引した結果だ」と語った。最先端技術を駆使した半導体製品を組み込んだデジタルカメラ、デジタルテレビ、MP3プレーヤの買い替えを図る購入者は、半導体製品売り上げの約20%に寄与している。さらに、携帯電話機の購入者も半導体売り上げの20%に貢献しているという。

 Scalise氏は、「自動車やパソコン、その他の電子機器を含む製品の売り上げを考慮すると、半導体製品全体の半分以上はこれらの製品を購入する最終消費者からの売り上げで占められる」と語った。

 2007年度の携帯電話機の販売台数は20%以上増加して10億台以上になると見られる。また、平均すると1台の携帯電話機に約41米ドル分の半導体が使われている。最終消費者による半導体製品の利用規模でいうと、現在、携帯電話市場はパソコン市場に次いで2番目だとSIAは説明する。

 半導体の売り上げ増加をさらに加速させる電子機器として、2007年度の予想販売台数の伸び率が11%のデジタルカメラ、35%のMP3プレーヤ、56%のデジタルテレビ、そして10%のパソコンが挙げられる。

 Scalise氏によれば、「最新技術を搭載した半導体製品をどんどん進化させ、新しい半導体製品を続々と市場に投入させているのは最終消費者の購買欲だ。例えば、最も高額で最高の処理能力を持つ最新のパソコンは、企業用ではなく一般ユーザー向けの製品である。ゲーム愛好家などが望む高速処理能力を実現したマイクロプロセッサを搭載することで、劇場と同等の音響効果、グラフィックスの鮮明さ、最高のメモリー実装という一般ユーザーのすべての要望を満たしている」と述べた。

 Scalise氏は、「カメラ、テレビそしてMP3技術にプラスアルファの機能を搭載した携帯電話機は、今後半導体製品の需要増加の起爆剤になる。携帯電話機の購入者の大多数が要望するポイントが、半導体製品に関する技術/売り上げ向上の牽引役となっている。中国のGSMハンドセット製品では、全機種の約90%がカラースクリーンで、60%がカメラ付き、50%がMP3機能付きだ」と話した。

 半導体製品をセグメントで見れば、MOSロジックデバイス製品が最も大きな規模を占める。MOSロジックデバイス製品の2009年までの売り上げは、年平均成長率が8%になる見込みだという。MOSロジックデバイス製品は、最終消費者向けのデジタル機器製品、無線機器製品、プログラマブル製品に利用される。

 また、DRAM製品の売り上げは、半導体製品群の中でも最も急速な増加が見込まれていて、2006年から2009年の4年間で14%以上の年平均成長率が予想されるという。DRAMの売り上げについては、2006年度と2007年度にパソコンメーカーがWindows Vistaに対応するためにメモリーを増設することで、大量の需要が生まれると見込まれている。

 DSP製品は、DRAM製品に次ぐ2番目の市場成長が見込まれている。4年間の年平均成長率が13%と予測されている。DSP製品の売り上げは、HD (高品位)映像に対応したカムコーダ製品などの携帯機器用と、消費者向けの新規アプリケーション製品用で継続的に堅調な伸びを維持すると見られる。

 アナログ製品の売り上げは、産業分野、無線分野、そして携帯型電子機器などでの利用が増え、2009年までの年平均成長率が11%に上ると見込まれている。

 さらに、SIAによればNAND型/NOR型フラッシュメモリー製品の需要が爆発的に増加する見込みだという。NAND型フラッシュメモリー製品の売り上げは、2009年までの年平均成長率が11%に上ると見込まれる。その売り上げ増に貢献する電子機器は、MP3プレーヤ製品、デジタルカメラで用いるストレージメディア製品などである。NAND型フラッシュメモリー製品を搭載したラップトップ(ノート)型パソコンの2009年までの年平均成長率は25%強と見込まれている。


世界の地域別半導体市場の売り上げ予測。アジアパシフィック地域における半導体製品の売り上げは、最も急速かつ継続的に成長し、2009年の世界全体の市場の48.2%を占めると予想される。

(Electronic News)

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