インテルはデスクトッププラットフォーム向けに、プロセッサコアを2つ実装したデュアルコア製品「インテルPentium Dプロセッサ」と、これに対応する、音声・映像・画像などのマルチメディア処理機能を備えたチップセット製品「インテル945Expressチップセット」を発売した。家庭用を中心に、複数のデジタル機器を複数動作する環境に対応できる製品として提案する。
Pentium Dは、1つのパッケージに1Mバイトのキャッシュメモリが2つ搭載されているプロセッサで、優れたメモリー・スループットをもつ。発表会場では、「Pentium D プロセッサ840」を搭載したデスクトップと「Pentium 4プロセッサ540」を搭載したデスクトップでスループットを比較するデモが行なわれた。両ハードウエアで、DVD動画をAVCにエンコードする時間を比較したところ、Pentium Dの方が約40%速かった。
同社は、2007年末頃にはデュアル/マルチコアが市場の90%以上を占めるのではないかと見る。共同社長の吉田 和正氏は、「チップの集積度は約2年毎に倍増する」というインテル創始者ゴードン・ムーアの言葉は現在も健在であるとする。Pentium Dは90nmプロセスを採用しているが、2006年の第3四半期には65nmプロセスで製品化を予定しており、チップの高集積化とともに、パソコンの新しい利用形態を引き出し、時代をリードしていく考えを述べた。
今回発売したPentium Dは840,830,820の3モデルで、動作周波数はそれぞれ3.2GHz,3GHz,2.8GHz。価格は1000個購入時でそれぞれ、5万7180円、3万4090円、2万6000円。「インテル945Express」チップセットはグラフィックス機能内蔵タイプと外付けタイプの2種類あり、システムメモリは最大4Gバイト。価格はグラフィック機能内蔵タイプが4530円、外付けタイプが4100円。
(伊藤 達哉)