MAGAZINE ARTICLES
|
高輝度LEDを利用した照明システムの設計では、輝度や色のばらつきに悩まされることがある。そのような場合には、カラーセンサーを用いたフィードバック系を構築することで問題を解決できる。本稿では、色精度の要求される照明システムにおける色の作り方やカラーセンサー利用時の注意点などについて解説する。 Triton Hurd 米Cypress Semiconductor社 |
高輝度LED(high brightness LED)の登場は、照明分野における大革命だと言われている。すでに、建築物の照明、劇場の舞台照明、自動車の照明などの分野でその利用は進んでいる。さらには、液晶テレビのバックライトなどの市場にも革命をもたらしつつある。
しかし、高輝度LEDを利用した照明システムの設計には、さまざまな課題があることも事実だ。まず、高輝度LEDでは実際の色や光束に個体差があり、結果として、個々の照明器具ごとに色のばらつきが生じることがある。また、温度が上昇するに連れて光束の減少や色ずれが生じるなど、動作条件によって出力がばらつくこともある。こうしたばらつきに加えて、多くの器具では3色以上のLEDの色を混ぜることによって必要な色を作り出していることを考えると、すべての照明器具で動作条件を問わずに一定の色出力を得るのがいかに困難なことであるかは、容易に想像がつくだろう。
こうした問題は、システムにカラーセンサーを利用したフィードバックループを設けることで軽減できる。すなわち、正確かつ確実な色出力を実現することが可能になる。ただし、そのようなフィードバックループをいざ実装するとなると、制御メカニズムはもちろんのこと、センサーの選択、校正、各種部品の配置などの面でさまざまな問題が浮上する。
とはいえ、こうした問題も、適切な技術を利用することで解決できる。その結果として、正確な色を確実に出力する照明システムを実現することが可能になる。高輝度LEDシステムの設計にカラーセンサーを利用したフィードバック系を取り入れるには、コストの増加などの問題が伴う。しかし、そのコストに見合うだけの色精度と堅牢性の向上が図れるはずだ。
すべての照明器具が正確な色を必要としているわけではない。例えば、信号機の場合、赤、緑(青)、黄の3色を認識できれば十分だ。実際、LEDを使用した信号機を注意深く観察すると、同じ青でも、個体によって若干ばらつきがあることがわかる。また、1つの信号機に使用されている数百個もの緑色LEDの間にもばらつきがある。しかし、ある程度離れたところから見れば、どのドライバーの目にも緑色の信号だということは認識できる。
これと同様に要件が緩い例として、ユーザーが赤、緑、青のレベルを調整して望みの色を得るRGB混色型の家庭用照明器具(アクセント照明器具)が挙げられる。この場合、目的の出力が得られるまでユーザー自身が色を調整することになる。ほかの器具と並べて比較でもしない限り、おそらく温度による色ずれや光束のずれにユーザーが気付くことはない。また、家庭用であれば、周囲温度も比較的安定しているだろう。
その一方で、色の精度が非常に重要なアプリケーションも存在する。具体的には、劇場の舞台照明デザイナが、3つのLEDフラッドライト*1)を使用してオレンジ色の照明が施された壁を演出する場合などである。仮に、いずれかのLEDフラッドライトがほかの2つよりも赤みがかったオレンジ色だったとしよう。その場合、残り2つのフラッドライトとの比較が可能であることを考えると、観客の目にもその違いがわかってしまう可能性がある。
別の例としては、自動車メーカーが次期高級モデルの内装照明を開発するといったケースが考えられる。仮に、計器類、ボタン、液晶ベースのナビゲーションディスプレイのバックライトの色として「クールホワイト」を選んだとする。しかし、これらの部品はそれぞれ別のメーカーに発注して調達する場合がほとんどであり、クールホワイトとはいっても、メーカーによって、ニュートラルホワイト寄りであったり、色温度の低い白色であったりといった違いがあっても不思議ではない。そうすると、それぞれに微妙に色の異なる部品が混在することになり、内装の印象が雑然としたものになってしまう。こうしたことを防ぐために、自動車メーカーは、発注先に厳格な色精度の要件を提示するはずである。
展示会・イベント等での動く表示ネームカードとして宣伝効果抜群!パソコンで簡単に6種類のキャッチコピー…
省エネ・環境にやさしい次世代照明LEDライトパネルLEDライトパネルは高輝度LEDによるバックライト…
省エネ・環境にやさしい次世代照明LEDライトパネル超!薄型LEDスタンドパネルは、いつでもイメージ交…
あなたの視界を常にサポートする高輝度LED搭載のLEDライトグラス。細かな作業中や暗い場所、夜釣り、…
水温変化でLEDカラーが変わる!LEDシャワーヘッド ハンディタイプ電源・電池は不要で、センサーが温…
診断ドリブン歩留まり解析で原因をより早期に特定
65nm以下の先端テクノロジ・ノードで開発されているICは、わずかな製造ばらつきがICの性能低下や故障を招く原因になります。さらに、設計に固有なフィーチャーに影…[メンター・グラフィックス・ジャパン]
アナログ・デバイセズに寄せられた珍問/難問集より<Issue11>
<コンパレータとオペアンプ ― ともに相交わることなかれ(あるいはパンチ君からのアドバイス)>Q.オペアンプで間に合うのに、なぜ高価なコンパレータを買うのでしょ…[アナログ・デバイセズ]
一般照明用LED ドライバの設計例も紹介 高輝度ライティング向けLEDドライバ・ソリューション・ガイド日本語 2009年Vol.2
(資料より一部抜粋)高輝度LEDを使ったライティングはじめにタイプ、色、サイズや出力にかかわらず、すべての LED は定電流で駆動する時に最善の動作をします。こ…[ナショナル セミコンダクター ジャパン]
性能特性の有効活用によるパワー・コントローラ設計の最適化
ミクスト・シグナル電子機器の電源回路において、可変スイッチング周波数、スタートアップ・トラッキングなどの機能が、システム仕様への対応と電源および負荷の性能向上に…[ナショナル セミコンダクター ジャパン]
リニアテクノロジー 高性能アナログICの新製品情報 最新11月版
オペアンプ、データ変換、インタフェースなどシグナルチェーン関連および、スイッチング・レギュレータ、リニアレギュレータ、LEDドライバ、Module、PMICなど…[リニアテクノロジー]
LDOドライバと出力トラッキングおよびシーケンシングを与える小型トリプル降圧レギュレータ
標準的な産業用や車載用のアプリケーションは、ディスクドライブやマイクロプロセッサなどあらゆるものをドライブするため、複数の高電流、低電圧の電源が必要です。LT3…[リニアテクノロジー]
アナログ・デジタルの仕様とパフォーマンス特性の用語集
この用語集は、テキサス・インスツルメンツのデルタ・シグマ()型、逐次近似レジスタ(SAR)、およびパイプライン ADコンバータの仕様と性能特性に関する定義を収録…[日本テキサス・インスツルメンツ]
データ・コンバータのドリフトに関する設計者の必須知識: 最悪劣化度の構成要素を理解して仕様の条件を減らす
アナログ-デジタル/デジタル-アナログ・コンバータの確度は温度変化によって劣化しますが、厳密にはどの程度まで劣化するのでしょうか。設計者にはよく分かっていること…[日本テキサス・インスツルメンツ]
エミュレーション: ハードウェア/ソフトウェア協調検証を可能にするエミュレータをASIC検証へ適用することによってテストを非常に高速に実行でき、シミュレーション…[日本イヴ]
新しい検証アプローチEVEはハードウェア検証支援システムのパイオニアとして新しいアプローチを切り開いてきました。従来のエミュレーション・システムとラピッド・プロ…[日本イヴ]
電磁波解析専用ソフトウェア PAM-CEM
電磁波関連機器・部品の解析設計を支援する電磁波解析専用ソフトウェア(CAE)です[特長]・「EMC・EMI問題への対策」を支援 有限差分時間領域法(FDTD)の「PAM-CEM/FD」または有限要素時...[日本イーエスアイ]
|
アナログ電子回路コミュニティ
技術者のための掲示板サイト |
|
Design Hint&Tips
アナログ設計回路の基礎から最新技術動向まで |
|
最適なソリューションを提案する パナソニックの最新キーデバイス パナソニック エレクトロニックデバイス |
|
MCU EXPO.COM
MCUの総合情報サイト |
|
Green Power Solution
電源IC & アナログ情報サイト |
|
FPGA Insights
FPGAの総合情報サイト |
|
ANALOG TECH & INFO
アナログ半導体の総合情報サイト |
|
特集 カーエレJAPAN |
|
特集 ET 2009 |