MAGAZINE ARTICLES
|
データ転送を高速に行う最近のICは、外部インターフェースとして、ソースシンクロナス方式を採用している。このインターフェースをICの自動試験装置(ATE)によって正確に試験するには、タイミングマージンの減少に対処しなければならない。本稿では、その対処法としてマルチストローブを用いる手法を紹介する。 Stefan Walther/Guido Schulze 米Verigy社 |
機器の高性能化に伴い、その部品として用いられるICにもより高い性能が求められるようになった。最近のICは、データ転送を高速に行うための外部インターフェース(以下、I/F)として、ソースシンクロナス(同期)I/Fを採用している。ソースシンクロナスI/Fとは、送信側が同期用のクロック(出力クロック)を供給するタイプのI/Fである(別掲記事『ソースシンクロナスI/Fの概要』を参照)。従来は、受信側と送信側に同じ同期クロックを供給して通信するコモンシンクロナスI/Fが使われていた。しかし、このI/Fでは配線遅延などの問題により高速化が難しくなったことからソースシンクロナスI/Fが考え出された。最近では、多くのICがPCI ExpressやDDR SDRAM(double data rate synchronous dynamic random access memory)、EV6バスなどに代表されるこの方式のI/Fを備えている。
このソースシンクロナスI/Fのセットアップ時間やホールド時間をATE(automated test equipment:自動試験装置)を用いて試験する場合、位相ジッターや位相ドリフト、スキューなどの影響を受けて試験が正確に行えないという問題がある。これは、一般的なATEが、対象とする信号に対して、タイミングが固定された1つのストローブを用いて検査を行っていることに起因する問題である。つまり、測定対象の位相が動的に変化する場合、タイミングマージンが減少して正確な試験が行えないのだ。特に高速なクロックを用いるソースシンクロナスI/Fを試験する際にはこの点に注意する必要がある。
高速なクロックを用いるICにおいては、そのクロックをIC内の配線によって分配するだけでも、信号品質や同期の面でさまざまな問題が生じる。その問題に対処するために、リファレンスクロックからPLL(phase locked loop)によって安定な複数のローカルクロックを生成し、小規模に分割された個々のブロックにそれを分配する手法が用いられる。つまり、複数のローカルクロックを、複数の小規模なクロックドメイン(ブロック)に分割されたI/Oインタフェースなどに供給して動作させるのである。
図Aは、2個のICの間で1方向にデータを伝送するソースシンクロナスI/Fの構成例である。一般的にこのようなI/Fでは、I/Oブロックが数個のクロックドメインごとに分割されており、各クロックドメインは4~8本のデータラインとそれに対応するソースシンクロナスクロック(出力クロック)から構成される。
データとソースシンクロナスクロックは、それらの間のスキューとジッターが最小になるよう同等の特性を備えた別な駆動回路から出力される。受信側では、そのソースシンクロナスクロックを用いてデータをラッチする。このような動作であるため、共通位相ジッターに起因する位相の変動があってもデータの受信に問題は生じない。つまり、ソースシンクロナスI/Fを用いれば、セットアップ時間、ホールド時間のマージンが増大する。結果として、高速I/Fの同期の問題に対するタイミング条件が緩和されることになる。
1 ソースシンクロナスI/Fの普及
大型モータ、タービン、コンプレッサ等、大型回転機器の回転振動データを収集し、FFT解析・位相計算を行…
ZPrinter 310 Plusは、通常数日かかるところを数時間で、デジタルデータから直接物理的モ…
DEMITASNXは、プリント基板上に存在している「不要な電磁波によるノイズ発生」を抑制するためのル…
静電気の放電現象を再現する試験器
PeRT3(プロトコルに対応したレシーバーとトランスミッターのジッター・トレランス・テストシステム)…
Catapult C SynthesisによるSystemCモデリング、合成および検証
Catapult C Synthesisは、複雑なASICのシステムレベルでのモデリング、検証、合成のためにSystemCサポートを追加しました。サイクル精度と…[メンター・グラフィックス・ジャパン]
アナログ・デバイセズに寄せられた珍問/難問集より<Issue 16>
<フォトカプラをデジタル・アイソレータに置き換えること(あるいは真夜中の騎行をどのように回避できたか)>Q.トランス・ベースのアイソレータをフォトカプラの代わり…[アナログ・デバイセズ]
3MHz 高速スイッチング、小型、高効率スイッチング・レギュレータ:ADP2108
アナログ・デバイセズの3MHz 高速スイッチング、小型、高効率スイッチング・レギュレータ「ADP2108」のカタログです。同製品は、これまでにない水準の高い性能…[アナログ・デバイセズ]
性能特性の有効活用によるパワー・コントローラ設計の最適化
ミクスト・シグナル電子機器の電源回路において、可変スイッチング周波数、スタートアップ・トラッキングなどの機能が、システム仕様への対応と電源および負荷の性能向上に…[ナショナル セミコンダクター ジャパン]
ヒートシンクなしで384Wを供給する4フェーズ昇圧コンバータ
ハイパワー昇圧コンバータは、車載、産業用およびテレコムの分野の設計者の間で人気が高まっています。300W以上の電力レベルが必要な場合、大きなヒートシンクや強制空…[リニアテクノロジー]
5Aを供給する、4mm×4mm QFN、15VIN、4MHzモノリシック同期整流式降圧レギュレータ – デザインノート467
LTC®3605は高効率モノリシック同期整流式降圧スイッチング・レギュレータで、4V~15Vの入力電圧から5Aの連続出力電流を供給することができます。その小型4…[リニアテクノロジー]
計装アンプ/差動アンプを AC 結合で使用する
信号処理関係のアプリケーションでは、DC(直流)に存在する同相ノイズから AC(交流)信号を選り分けて集めなければならないことがよくあります。計装アンプ(IA)…[日本テキサス・インスツルメンツ]
アナログ・デジタルの仕様とパフォーマンス特性の用語集
この用語集は、テキサス・インスツルメンツのデルタ・シグマ()型、逐次近似レジスタ(SAR)、およびパイプライン ADコンバータの仕様と性能特性に関する定義を収録…[日本テキサス・インスツルメンツ]
エミュレーション: ハードウェア/ソフトウェア協調検証を可能にするエミュレータをASIC検証へ適用することによってテストを非常に高速に実行でき、シミュレーション…[日本イヴ]
革新的な検証アプローチEVEは、従来のエミュレータとラピッドプロトタイピングの長所を併せ持つ、まったく新しいハードウェア活用型検証手法を開発し、それを一枚のボー…[日本イヴ]
電磁波解析専用ソフトウェア PAM-CEM
電磁波関連機器・部品の解析設計を支援する電磁波解析専用ソフトウェア(CAE)です[特長]・「EMC・EMI問題への対策」を支援 有限差分時間領域法(FDTD)の「PAM-CEM/FD」または有限要素時...[日本イーエスアイ]
|
アナログ電子回路コミュニティ
技術者のための掲示板サイト |
|
Design Hint&Tips
アナログ設計回路の基礎から最新技術動向まで |
|
最適なソリューションを提案する パナソニックの最新キーデバイス パナソニック エレクトロニックデバイス |
|
MCU EXPO.COM
MCUの総合情報サイト |
|
Green Power Solution
電源IC & アナログ情報サイト |
|
FPGA Insights
FPGAの総合情報サイト |
|
ANALOG TECH & INFO
アナログ半導体の総合情報サイト |
|
特集 カーエレJAPAN |
|
特集 ET 2009 |