| 2004年11月05日 |
米ザイリンクス社が自動車向けPLDファミリーを発売
――FPGAとCPLDを16品種用意 |
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米ザイリンクス社は、自動車の電装機器に向けたPLD(programmable logic device)ファミリー「Xilinx
Automotive(XA)」を発売した。集積度や電源電圧などが異なる9品種のFPGAと7品種のCPLDからなる。いずれも、同社既存のFPGAあるいはCPLDの動作温度範囲を広げたものだ。さらに、自動車向け電装機器に要求される品質規格に準拠した。具体的にはAEC(Automotive
Electronics Council)の定める品質認証フロー「AEC-Q100」に準拠したほか、ISOの「TS16949」も取得した。また、PPAP(製造部品承認プロセス、Production
Part Approval Process)に対応する。2005年第1四半期から順次、量産出荷を開始する予定。
「自動車にテレマティクス機能やインフォテイメント機能が搭載され始めた結果、自動車向け電装品の開発サイクルが従来の4〜7年から現在では2〜3年と短くなっている」(ザイリンクス社のワールドワイドマーケティング部ストラテジ・ソリューションズのディレクタを務めるクリシュナ・ランガサイ氏)。このため自動車向けFPGAの需要が高まっているという。「ゲートアレイを新規に開発したり、汎用のマイコン・チップやDSPチップ、特定用途向け標準LSI(ASSP)を組み合わせて所望の機能を実現したりする手法に比べて、FPGAを使った方が開発期間を短くできる可能性が高いからだ」(クリシュナ・ランガサイ氏)。
今回同社は、FPGAについては接合温度範囲が−40〜100℃の品種(Iグレードと呼ぶ)と−40〜125℃の品種(Qグレードと呼ぶ)、CPLDについては周囲温度範囲が−40〜85℃の品種(Iグレード)と−40〜125℃の品種(Qグレード)を用意した。このほかの電気的特性や機能は同社既存品と変わらない。半導体製造プロセスを最適化することで、温度範囲を拡張しても製造歩留まりが低下しないようにしたという。
今回のFPGAは同社既存のFPGAファミリー「Spartan-UE」と「Spartan-3」の温度範囲を拡張したもの。集積度はシステム・ゲート数が最小で5万ゲート、最大で100万ゲートである。価格はSpartan-3の5万ゲート品が約4.5米ドルから(2005年前半の時点で、年間購入数量を2万5000個としたとき)。CPLDは同社既存のCPLDファミリー「CoolRunner-U」と「XC9500XL」の温度範囲を拡張した。集積度はマクロセル数が最小で32個、最大で256である。価格はCoolRunner-Uの32マクロセル品が約1.25米ドルから(2005年前半の時点で、年間購入数量を2万5000個としたとき)。
このほか同社は、車載電装機器への組み込みに向けたIPコアも用意した。CANバスやLINバス、MOSTバスに対応したホスト・コントローラーやスレーブ・コントローラーなどのIPコアを有償で提供する。また、今回のFPGAに向けたコンフィギュレーション用ROMも用意した。1Mビット品と2Mビット品、4Mビット品がある。動作温度範囲は−40〜125℃または−40〜85℃である。(薩川
格広) |
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| 米ザイリンクス社ワールドワイドマーケティング部ストラテジ・ソリューションズのディレクタを務めるクリシュナ・ランガサイ氏 |
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