雑誌無償購読申込み 最新号 バックナンバー 広告資料請求 EDN Japanについて お問合せ
雑誌無償購読申し込み
メールニュースレター登録
登録内容変更
アナログ IC/ディスクリート
電源/電池/コントローラー
PLD / メモリー
組み込みシステム
コンピュータ&ボード
EDA/IP/CAE/ソフトウェア
電子部品
計測器
ディスプレイ
デジタル家電
通信・ネットワーク
カーエレクトロニクス/産業機器
EDN Japan 記事検索
検索方法の詳細
雑誌無償購読申込み ニュースレター登録 この記事に対する感想/ご意見
DESIGINIDEAS
2006.2
2本の信号ラインでSPI ADCを制御する
Dan Meeks 米Texas Instruments社
Advertisement
 最新のマイクロプロセッサやDSP、FPGAは、2つの代表的なインターフェース規格であるSPI(serial-peripheral-interface)およびI2C(inter-integrated-circuit)/SMBusのいずれか、または両方をサポートするハードウエアおよびソフトウエア・リソースを集積している。
 この二線式インターフェース規格は、両方ともいくつかの重大な短所をかかえている。例えば、I2Cのスループット・レートは、標準、高速、超高速モードが、それぞれ、100kビット/秒、400kビット/秒、3.4Mビット/秒となっている。そのため、高速のペリフェラル・データ・コンバータのサンプリング・レートを制限することがある。フレーミングおよびオーバヘッド・ビットを除いて、100kサンプル/秒の12ビットA-Dコンバータは、少なくとも1.2Mビット/秒でデータの転送を行わなければならないが、このレートはI2Cの超高速モードしかサポートしていない。現在、多くのプロセッサやコントローラはI2Cの超高速モードを提供していないので、高速のデータ・コンバータはサポートできないことになる。I2Cの主なメリットの1つは、ホストとターゲットの相互接続の数が削減されることである。2本のワイヤーとグラウンドを用いるだけで、ホスト・コントローラは対象機器にアドレスしてデータを交換できる。
 一方SPIでは、データ、クロック、チップ・セレクトの3本のワイヤーに加え、グラウンドを必要とする。多数のSPI対象機器がデータとクロック信号を共用できるが、各機器はそれ自身の専用のチップ・セレクト信号を必要とする。
 より高いサンプリング・レートおよび分解能に対する果てしない要求の下で、スピードの制約からI2Cは用途がいくつかのアプリケーションに限られ、SPIを選択せざるを得ない場合がある。しかし、SPIではホスト・コントローラにI/O端子を1本追加する必要がある。余分の端子は無いが、高速のSPIバス・コンバータを必要とするアプリケーションの場合には、図1の手法が有効である。

図1 2個のインバータと数個の部品を使ってSPI A-Dコンバータのチップ・セレクト信号を補完できる。

 例えば、米Texas Instruments社の「ADS7816」は、サンプリング・レート200kサンプル/秒、分解能12ビットのA-Dコンバータで、200kサンプル/秒のレートで連続的にサンプリングするためには、3Mサンプル/秒のビット・レートを必要とする*1)。ADS7816はCS(チップ・セレクト)端子をロー(イネーブル)にすると、変換処理を開始する。
 ハイに固定されていたクロック信号がローに変化すると、CSはローに切り替わり、データ変換処理を開始する。CS端子は、データ転送の間ピーク検出器(D1と、R1、C1)の時定数によってローに固定され、クロック信号が1クロック・サイクル以上ハイに留まることで、ハイに移行する(図2)。

図2 SPIクロック信号(一番上)の入力によって、クロックのピーク検出器(図1A点の波形)がチップ・セレクトcs端子への信号(下から2番目)を生成する。IC2は、このCS端子への信号とクロック信号によってA-D変換を実行し、データ(1番下)を生成する。

 クロック信号は、データ変換の終了と同時にハイになる。それに従ってCSもハイに切り替わるのだが、そのためにはC1は変換処理が終わり次第放電しなければならない。マイクロコントローラはC1が完全に放電するまで次の変換処理を開始できない。
 R1とC1を注意深く選べば、放電期間を3クロック・サイクルまで抑えられる。時定数を設定する際には、次のクロック・パルスによるコンデンサの電圧の放電が完了するまではC1の電圧をインバータIC1Bの入力閾(しきい)値以上に保たなければならない。C1の再充電時間はインバータIC1Aの出力電圧と電流能力により決まり、放電時間はR1とIC1Bの入力インピーダンスによって決まる。
 堅固な設計を実現するには、ロジック入力および出力の閾値などのばらつきに加え、各部品の信頼性、耐性や温度係数に関しても綿密に検討する必要がある。
「design ideas」への寄稿のお願い
「design ideas」は米EDNの「名物コラム」です。このコラムは、電子機器設計や電子回路設計などの現場で働く技術者の皆さまからのご寄稿により成り立っています。そこで、「EDN Japan」でも半導体メーカーや電子機器メーカーの電子技術者のほか、大学などの研究者、コンサルタント業務に携わる技術者などの皆さまからのご寄稿を募集します。
【記事内容】
電気/電子回路の新たな提案とその説明。
半導体製品に搭載した新たな回路の紹介。
半導体/電子部品の面白い使い方。
半導体/電子回路の性能を引き出す、あるいは部品の弱点を補う回路の提案。
などです。上記以外のテーマについては、別途ご相談ください。
【原稿の長さ】
1〜2ページ。文字数は1000〜1500、図版は1〜2点です。
【原稿料】
採用原稿に対して、400字当たり3000円(税込み)。
【注意点など】
未発表のものに限定します。
ご寄稿いただいた原稿は、EDN Japanで選考して、採用/不採用を決めさせていただきます。ご寄稿いただいた原稿は、お返しできません。
ご寄稿いただいた原稿に対して、加筆、改筆をお願いする場合がございます。
掲載した原稿の著作権はEDN Japanに帰属します。
design ideasへのご寄稿に関するご質問、ご要望などは、
EDN Japan編集部、 住所: 〒107-0051東京都港区元赤坂1-7-17 テラサワビル4F
電話: 03-3402-0076、FAX:03-3402-0209
e-mail:ednjreader@reedbusiness.jp

用語解説 / 会社情報
*1)
ADS7816データシートhttp://focus.ti.com/docs/prod/folders/print/ads7816.html
▲本文へ戻る

雑誌無償購読申込み ニュースレター登録 この記事に対する感想/ご意見
Reed Electronics Group
Electronic BUSINESS Japan | Design News Japan | Semiconductor INTERNATIONAL | DETAIL JAPAN
EDN Japanについて | 広告掲載について | サイトマップ | お問合せ
 Copyright (C) 2000-2007 Reed Business Information Japan K.K. 
個人情報に関する方針 | 著作権・リンクについて | 会社情報