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【カーエレ展】Li電池の次世代負極材料向け
バインダ樹脂

2010年01月27日
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東レの次世代負極材料向けバインダ樹脂
写真1 東レの次世代負極材料向けバインダ樹脂
 東レは、『第2回国際カーエレクトロニクス技術展/第1回EV・HEV駆動システム技術展』(2010年1月20日~22日)において、リチウムイオン(Li)電池の次世代負極材料に対応するバインダ樹脂を展示した(写真1)。

 リチウムイオン電池の高容量化に向けて、スズ合金やシリコン合金などを利用した次世代負極材料が開発されている。これらの次世代負極材料は、現在用いられている黒鉛と比べてリチウムイオンを負極内に多く貯蔵できるものの、リチウムイオンを貯蔵したときに、負極の体積が2~4倍に膨張してしまうという課題が指摘されている。そのため、この負極の体積膨張に対応できるような、新たなバインダ樹脂の開発も進められている。

 東レが開発したバインダ樹脂は、ポリイミド系、もしくはポリアミドイミド系の樹脂である。現状、黒鉛を用いた負極のバインダ樹脂として用いられているPVDF(ポリフッ化ビニリデン)と比べて、引っ張り強度で2倍以上、引っ張り弾性率で3倍以上となっており、「次世代負極材料の充放電時に起きる体積の膨張/収縮に耐える安定性を持つ」(東レ)という。また、同社は、今後の開発課題として、負極材料をバインダ樹脂で結着する温度を下げられるようにすることや、結着する時間を短縮することなどを挙げた。

(朴 尚洙)
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