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【ET2009】
東芝はSIL 3対応の車載用32ビットマイコンなどを展示

2009年11月25日
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試作チップを搭載したボード
写真1 試作チップを搭載したボード
 東芝 セミコンダクター社は、『Embedded Technology 2009(ET2009)』(2009年11月18日~20日)において、機能安全を1コアで実現する車載用32ビットマイコンの試作チップを搭載したボード(写真1)や、モーター制御用32ビットマイコンを実装したボードなどを展示した。

 機能安全を実現するマイコンについては、従来は複数のコアを要していた。東芝の32ビットマイコンは機能安全を1コアで実現できる点を大きな特徴とし、機能安全の規格であるIEC61508のSIL 3に対応している。処理用のコアに監視用のハードウエア回路を組み合わせ、そのハードウエア回路で比較演算や診断を行うことで、1つのコアでも機能安全を実現することが可能になったという。従来は、2つのコアが互いに演算結果を比較しながら動作するデュアルコア方式などが用いられてきた。複数のコアを必要としないため、ハードウエア/ソフトウエアとも規模を削減できるという。

 モーター制御用のマイコンには、「ベクトルエンジン」を搭載している。これまでCPUが行っていたベクトル変換などをソフトウエア処理からハードウエア処理に置き換えたものである。これにより、CPUの負荷を大幅に低減できるという。東芝 セミコンダクター社の説明員は、「CPUの負荷が減るため、CPUをダウングレードすることができ、コストの削減にもつながる」と説明した。また、同マイコンは、1万5000rpm以上の高速回転にも対応している。

(村尾 麻悠子)
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